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「ギンザ・グラフィック・ギャラリー」で、「TDC 2026 TOKYO TYPE DIRECTORS CLUB EXHIBITION 2026」が開催。1990年から続く、文字や言葉の視覚表現に焦点を当てた国際賞「東京TDC賞」の受賞作・ノミネート作を中心に、特に評価の高かった約120点を紹介する。
今回は国内外から3605作品が集まり、メインカテゴリーでは30人の審査員による長期審査を実施。さらにタイプデザイン部門、オンスクリーン部門の専門審査を経て、487の入選作、11の受賞作、63のノミネート作品が選出された。
文字の視覚表現という根底にあるテーマにふさわしい、最前線の作品を堪能してほしい。
※11~19時/休館日は日曜・祝日、4月29日、5月4~6日/入場は無料
「TOTOギャラリー 間」で、建築家・山田紗子の初個展が開催。ギャラリー空間を「環境」と捉え、自然、生物、ランドスケープなどが複雑な旋律を奏でながら共鳴する独自の世界を表現する。
自由な造形や大胆な構成、鮮やかな色彩、生命感あふれるインスタレーションなどを通じて、建築に新たな息吹を吹き込む山田。「2025年日本国際博覧会」(大阪・関西万博)では休憩所の設計を手がけ、樹木群と人工物が溶け合う環境を実現させた。近年は、観光牧場のリニューアルや公共図書館のプロポーザル最優秀者にも選ばれている。
山田は、野生動物を記録する映像ディレクターを母に持ち、大自然の中で命を営む生き物たちの情景を観ながら育った。彼女のルーツには、絶え間なく風景が移り変わる悠久の時間の中で多様な生命が奏でる、無数の歌声が響く大地がある。
「いくつもの歌が同時に響くような建築」を掲げる山田は、要素同士がぶつかり合いながら新たな調和を生むポリフォニー(多声音楽)の在り方を空間として立ち上げる。日々複雑さを増す世界を多声的と捉えて肯定しつつ、躍動感のある豊かな環境の創出を目指す。
なお、2026年5月29日(金)には山田による講演会も実施されるので、チェックしてほしい。
※11〜18時/休廊日は月曜・祝日、5月4・5・6日/入場は無料
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「Gallery & Restaurant 舞台裏」で、アーティストユニットの「キュンチョメ」による個展「あいまいな地球に花束を」が開催。人間中心主義を超えた「新しい愛のかたち」を探求し、想像力とユーモアに満ちた作品を発表し続けるキュンチョメが、東京初公開の映像作品などを展示する。
ホンマエリとナブチによって結成されたキュンチョメは、東日本大震災を契機に活動を開始。本展の作品では、地球に向けた長い時間軸のまなざしと、愛や平和への希求が通底する。不完全さや「あいまいさ」を祝福する視点から、世界との新たな関係を結び直す、詩的でユーモアに満ちた空間を創出していく。
映像作品『Ghost in the Sea』では、人の形をしたビニール片が海を漂い、分解されることなく魚の群れの中をさまよう。その光景は、まるで自然環境と人間の関係性を暗示しているようだ。
また、タイトル作『あいまいな地球に花束を』では、世界各地の人々が記憶だけを頼りに描いた、不正確な地図を提示。正しさで輪郭を定めるのではなく、不完全さをそのまま受け入れることで、二項対立をほどくための視点を示している。
地球に身を委ねる感覚や、誰かの中にある曖昧な世界像に思いを巡らせる時間、あるいは、人間の寿命よりもっと長く存在し続けるものに寄り添う時。会場で、この「あいまいな地球」に満ちる思いを感じてほしい。
※11〜20時/休廊日は月曜(祝日の場合は翌日)/入場は無料
ゴールデンウィークの新たな風物詩としてその地位を築きつつある「クラフト餃子フェス TOKYO」。会場となる「駒沢オリンピック公園総合運動場」に30種類以上の多種多様な餃子が集結する。
今回、初出店は5店舗。「餃子と〆の店 Nood e」では、濃厚チーズソースにライムを絞る「特製ゴルゴンゾーラ餃子」で至高のマリアージュを提案。また「LIU'S gyoza(リュウズギョーザ)」は、希少な「仁淀川ぶどう山椒」が爽やかに香る「ピリッと爽やか!ぶどう山椒餃子」を提供する。
また、点心一筋30年以上の匠の味が楽しめる「香港点心楼」では、「プリもち」食感のエビ餃子に濃厚なカニあんをまとわせた「カニあんかけ海老餃子」などを用意する。
グループやファミリーでゆっくり餃子を堪能したいという人には、有料シートの「ラウンジ席」(1テーブル80分制、6,600円、税込み)からモバイルオーダーもできる。
餃子以外にも、そのお供に欠かせないチャーハンのブースやドリンク、スイーツも充実。新たな味の世界を探検したい人には、たまらない時間となるだろう。
※11~20時(土・日曜・祝日は10~20時)/入場は無料
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「フジフイルム スクエア」で、1970年代から活動を続ける写真家・潮田登久子の写真展「マイハズバンド」が開催。1970年代後半から1980年代にかけて撮影され、約40年の時を経て発表された同シリーズから、ゼラチン・シルバー・プリント作品約30点を展示する。
1978年に写真家の島尾伸三と結婚した潮田は、翌年から豪徳寺の古い洋館で家族と暮らし始める。古い洋館の2階中ほどにあった15畳程度の一室が家族の住居。風呂なし、台所は共有という環境の中、潮田は夫と幼い娘との日常を淡々とフィルムに収めていった。
それらのネガやプリントは長らく忘れられていたが、引っ越しの整理中にたまたま発見され、2022年に写真集『マイハズバンド』として刊行。国内外で大きな反響を呼び、再評価の契機となった。
写されているのは、家族の姿だけでなく、食器やカーテンといった身の回りの事物や日常の風景。作品は、どこか非現実的な気配をまといながらも、不思議な既視感を呼び起こす。
発表を前提とせずに撮られ、長い間熟成されていた写真は、記録であると同時に、撮影者の無意識な感情を率直に反映している。写真が内包する本質が、時間を超えて鑑賞者の前に立ち上がっていくだろう。
※10~19時(6月30日は16時まで)/入館は終了の10分前まで/入場は無料


「Gallery & Bakery Tokyo 8分」で、奥田雄太の新作個展「With Gratitude」が開催。春の訪れを感じる、鮮やかでみずみずしい花束の新作群を発表する。
近年、絵の具の流動や重なりといった「偶然性」を取り入れた花のシリーズを中心に制作する奥田。力強いストロークによる絵の具の動きと、ペンによる繊細な線描が同一画面で構成される表現が大きな魅力だ。
幼少期から、奥田がモチーフとして描いている花は、 感謝や思いを他者に伝える象徴的な存在として、 自身の中にあり続けてきたものだという。色彩豊かな花々は、 感情を押し付けたり、 言葉で説明したりすることなく、 鑑賞者に静かな余白と、 感覚的な肯定をもたらす存在であってほしいと奥田は考える。
作品が生み出す華やかな空間へと足を運ぼう。
※8〜19時/入場は無料
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「麻布台ヒルズ ギャラリー」で、韓国を代表するフォトグラファーのキム・ヨンジュン(Kim Yeong Jun)と、日本を代表するアートディレクターの吉田ユニによるコラボレーション写真展が開催。ともに数々の著名アーティストやブランドのビジュアルを手がけ、国内外で活躍する二人が、日韓のトップ俳優62人を撮影した作品群が展示される。
本展は「人間の最も本質的な美しさ」をテーマに、俳優たちをアートとして記録する壮大なプロジェクト。吉田が「花」をモチーフにディレクションを行い、キムが撮り下ろした。互いの美意識と視点が融合し、ポートレートを超えた「存在そのものの美」を描き出している。
本展での花は、美しさ・はかなさ・強さ・再生・感情・生命力など、人間の本質と重なる象徴として用いられ、俳優たちの表情や気配、内面はアートとして永続的に刻み込まれている。ぜひ訪れてほしい。
※11〜21時/料金は前売り2,000円、学生1,300円、中学・高校生600円/当日2,200円、学生1,500円、中学・高校生800円、小学生以下無料
「資生堂ギャラリー」で、日本を代表するグラフィックデザイナーの仲條正義(1933~2021年)による個展「うたう仲條 おどる仲條 ―文字と画と、資生堂と」が開催。企業文化誌「花椿」をはじめ、資生堂の広告ポスターや資生堂パーラーのパッケージ、さらには貴重な原画など約200点の作品を紹介する。
仲條は長年にわたり同社のデザインおよびアートディレクションに携わる一方、「松屋銀座」や「東京都現代美術館」のロゴデザインなどでも知られ、鋭敏な時代感覚とアバンギャルドな精神に裏打ちされた独自の造形世界を築き上げてきた。とりわけコンピューターによるグリッドデザインが主流となった2000年代以降、自由な構成や手描きの要素を取り入れたその表現は改めて注目を集め、次世代のデザインに影響を与え続けている。
本展では、仲條のライフワークともいえる「花椿」約350冊を手に取って閲覧できるライブラリーコーナーを設置。ページの展開や構成も含め、彼の真骨頂ともいえるグラフィカルなエディトリアルデザインを肌で感じられるだろう。
仲條デザインの本質の一端に迫ろうとする試みの本展。普遍的な美をすくいあげ、新たな形で表現し続けていた仲條の前衛的であり、かつ色あせない世界を体感するはずだ。
※11~19時(日曜・祝日は18時まで)/休館日は月曜/入場は無料
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横浜の夜景と潮風に映画が溶け合う、至福の5日間が今年もやってくる。2026年5月2日(土)〜6日(水・祝)に開催される「SEASIDE CINEMA」は、みなとみらいのベイエリア約2キロメートルを巨大な屋外シアターへと変貌させる、日本最大級の野外シネマフェスティバルだ。
8回目を迎える今回は、「横浜赤レンガ倉庫」や「MARINE & WALK YOKOHAMA」「横浜ハンマーヘッド」など、5つの特設会場を舞台に展開される。横浜赤レンガ倉庫の芝生に寝転んだり、海辺の遊歩道で波音を聴きながらスクリーンを見上げたりと、会場ごとに異なるシチュエーションで映画の世界に没入できるのがうれしい。
2026年の上映ラインアップは4月中旬に発表予定なので、詳細は公式Instagramか公式Xを確認しよう。ゴールデンウィークの横浜を映画の街へと変える魔法の時間に、ぜひ立ち会ってほしい。
※時間は作品により異なる/入場は無料
「KARIMOKU RESEARCH CENTER」で、テーマ「Survey 03:FORM FOLLOWS FEELINGS」を掲げた展覧会「間の音ー Between Space & Sound ー」が開催。ニューヨークを拠点に活動するオーディオデザイナーのデヴォン・ターンブル(Devon Turnbull)と、彼が率いる高忠実度スピーカーシステムで知られるブランド「OJAS」との協働プロジェクトの成果を発表する。
ターンブルは工場を訪れ、日本の高度な木工技術と自身の音響哲学の親和性を見いだした。合板を主材としてきたOJASのスピーカーに精緻な加工技術を掛け合わせ、新たな音響表現と工芸的品質が結実。本展では、「Sanjo」「Rokujo」「Nurikabe」の3つのスピーカーに加え、木製ホーンスピーカーやチェアシステムを展示する。
会場は3フロアの構成。茶室を思わせる空間での瞑想(めいそう)的なリスニング体験や、ダイナミックな木製ホーンを備えた試聴室を展開し、さらに仕上げの違いによって生まれる表現の変化も提示する。
加えて、レコード店「春の雨 cafe & records」によるセレクト盤の販売や、雑誌「MJ無線と実験」のアーカイブ展示も実施。多角的なパートナーシップを通して、ターンブルの重層的な世界観を立体的に浮かび上がらせていく。
※12~18時/休館日は土・日曜、5月1~ 5日/入場は無料
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