「東京都美術館」で、20世紀のアメリカ具象絵画を代表する画家、アンドリュー・ワイエス(Andrew Wyeth、1917~2009年)の回顧展が開催される。
ワイエスは、第二次世界大戦後に脚光を浴びたアメリカ抽象表現主義、ネオ・ダダ、ポップアートといった動向から距離を置き、91歳で没するまで、ひたすら自分の身近な人々と風景を描き続けた。
作品には、自分のいる側と向こう側を隔てる象徴として窓や扉といったモチーフが繰り返し登場。境界は西洋絵画史の中で古くから取り上げられてきたテーマだが、ワイエスにとってはより私的な世界とのつながり、あるいは境目として機能している。
本展は、その境界の表現に着目し、ワイエスが描いた世界を見ていこうとするもの。作家自身の精神世界が反映された作品群に浸ってほしい。
※時間・休館日・料金は未定

