映画「国宝」展
Photo: Genya Aoki
Photo: Genya Aoki

週末にしかできないこと

今週末開催の展覧会やギグ、街イベントなどを紹介

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タイムアウト東京のレギュラーコンテンツ。週末に開催されるイベントを、画像とレビュー入りで一挙に紹介。映画や音楽、アートからフードイベントまで。

  • アート
  • 京橋
京橋の「CREATIVE MUSEUM TOKYO」で、アーティストの空山基による自身最大の回顧展が開催。1970年代後半から現在までの代表作を通じて、空山が築き上げてきた芸術的進化と創作の歩みを総観する。 空山は、常々自身の作品コンセプトを「光」「透明」「反射」だと語ってきた。それは、空山が絵の具という制限された素材を駆使して、光を描くという挑戦を繰り返してきた軌跡でもある。 空山が描く人物や動物、恐竜などのロボット作品は、生物の身体性を超えた未来という仮想の物語を提示する。そこには、既存の生命体と機械文明が融合した世界の美学が広がり、知性・身体・時間といったテーマが交錯。鑑賞者の想像力と創造性を自然と刺激していく。 本展では、空山が1978年にウイスキーの広告のために最初に描いたロボット作品や、恐竜、ユニコーンなど幅広くロボット造形を追求した最新のキャンバス作品、デザインを手がけた「aibo(アイボ)」の原画や、エアロスミスのアルバムジャケットとして知られる代表作が並ぶ。 さらに、SF漫画の『攻殻機動隊』に登場する草薙素子にインスパイアされた新作も登場。空山が半世紀にわたり追い求めてきた表現の核を圧倒的なスケールで体感できるだろう。 ※10~18時(金・土曜・祝前日、4月28日~5月6・31日は20時まで)/入場は閉館の30分前まで/料金は2,300円、学生1,600円、高校生1,300円、小・中学生800円/当日2,500円、学生1,800円、高校生1,500円、小・中学生1,000円、未就学児無料 
  • アート
  • 下北沢
「DDDART」で、蜷川実花のアーティストブック刊行を記念した展覧会「mirror, mirror, mirror mika ninagawa」が開催。書籍というフォーマットに結実した表現の軌跡を、改めて展示空間の中で再構成を試みる。 本書は、蜷川の創作活動の核にある「破壊、再生、また破壊」をテーマに制作された。7つの冊子に加え、ポスターやステッカー、ポストカードなどを収め、風呂敷状の表紙で包み込んだ合本仕様。ページネーションやコラージュ、カラーコピーといった多様な手法を通して、デビュー初期から最新作までの作品群を解体し、再構築する。 展覧会では、このアーティストブックを起点に、蜷川の表現史と現在地を一つの空間として提示。十数年を実際に過ごした蜷川ゆかりの地・下北沢に立ち上がるのは、アーティストブック、オブジェクト、空間表現が交差するクロスメディア的領域だ。 手作りで、実験的でカオス、そして商業性から距離を取った構成の中に、彼女の創作のエネルギーがにじみ出るだろう。 ※11〜19時/料金は1,200円、学生1,100円、高校・中学生800円、小学生以下無料
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  • アート
  • 天王洲
「寺田倉庫 G1-5F」で、妖怪美術と最先端の映像・立体造形が融合するイマーシブ体験型デジタルアートミュージアム「動き出す妖怪展 TOKYO」が開催。江戸・明治期の絵師による「百鬼夜行絵巻」「百物語」「鬼」「てんぐ」「かっぱ」「付喪神(つくもがみ)」など、日本の妖怪美術を基盤に、時代を超えて愛される妖怪たちがダイナミックに動き出す。 妖怪画や戯画に描かれたユーモラスな姿が、3DCGやプロジェクションマッピング、ホログラフィックスクリーンといった最先端のデジタル技術によって躍動。立体造形と映像演出の融合により、リアルな妖怪世界とともに、細やかな表情や質感まで間近に感じられる。 さらに、日本初の古書博物館「西尾市岩瀬文庫」や小豆島の「妖怪美術館」の協力により、妖怪文化や歴史、現代ポップカルチャーへの影響も解説。鑑賞にとどまらず、妖怪と写真や動画を撮影したり、妖怪絵巻の一部となって異世界へ迷い込むような体験も味わえる。 ノンバーバル(非言語)で直感的に楽しめるコンテンツを中心に、座って鑑賞できるスペースも用意。子どもからシニア、外国人まで、妖怪の世界で心を躍らせる時間が待っている。 ※9時30分~20時(6月28日は17時まで)/⼊場は閉場の30分前まで/料金は前売り2,400円、65歳以上2,300円、学生1,600円、中学生以下700円/当日2,600円、65歳以上2,500円、学生1,800円、中学生以下800円、3歳以下無料
  • アート
  • 銀座
「銀座メゾンエルメス ル フォーラム」で、アルメニア/リトアニア出身のアーティストで作曲家でもあるアンドリウス・アルチュニアン(Andrius Arutiunian)による日本初個展「Obol」が開催。ゲストキュレーターには、オルタナティブなキュラトリアル実践で注目を集める「The 5th Floor」のディレクター・岩田智哉を迎える。 アルチュニアンは、2022年の「ヴェネチア・ビエンナーレ」で「アルメニアパビリオン」の代表を務めたほか、世界各地の国際展に参加し、音と時間を軸にした実践を展開してきた。音楽を「ゆがんだ時間の建築」と捉え、ヴァナキュラーな行為や思弁的儀礼、政治的同調と音の調和の関係性を探究し続けている。 本展でアルチュニアンが描き出すのは、冥界の未来的ビジョンだ。文明が神話や儀式を通じて今世と来世の生を統御してきた歴史を参照しつつ、秘教的文献や神話の断片、トランスや消失の象徴が「地下レイヴの美学」を媒介に立ち上がる。 展示は「冥界者のためのクラブ」として、時間、未来、神話を巡る問いを投げかける。作品世界に静かに身を委ねる時間となるだろう。  ※11〜19時(入場は18時30分まで)/休館日は水曜/料金は無料
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  • アート
  • 上野
「国立西洋美術館」で、リトアニアを代表する国民的芸術家、ミカロユス・コンスタンティナス・チュルリョーニス(Mikalojus Konstantinas Čiurlionis、1875~1911年)の日本で34年ぶりとなる回顧展が開催される。祖国・リトアニアにおける生誕150周年の祝賀ムードを引き継ぎ、「国立M. K. チュルリョーニス美術館(カウナス)」が所蔵する絵画やグラフィック作品、約80点を紹介する。 チュルリョーニスは、絵画と音楽という2つの領域で類まれな才能を示し、35歳の若さで亡くなるまでのわずか6年ほどの画業で、300点以上もの作品を手がけた。世紀末のアールヌーヴォーや象徴主義、ジャポニスムといった国際的な芸術潮流と響き合いながら、作曲家ならではの感性と、当時ロシア帝国の支配下にあったリトアニアのアイデンティティーを反映した作品群は、唯一無二の個性を放っている。 見どころは、人間の精神世界や宇宙の神秘を描いた幻想的な作品の数々のうち、日本初公開となる謎に包まれた最大の代表作『レックス(王)』。また、音楽形式を取り入れた連作や、自身の手になる楽譜、展示室に流れる旋律を通して、優れた作曲家でもあった画家の個性と感性を体感できる。 日本ではめったに見られない作品が来日する本展。再評価の機運が高まるチュルリョーニスの世界を堪能してほしい。 ※9時30分~17時30分(金・土曜は20時まで)/入館は閉館の30分前まで/休館日は月曜(3月30日、5月4日は開館)、5月7日/料金は2,200円、学生1,300円、高校生1,000円、中学生以下無料
  • アート
  • 六本木
「21_21 DESIGN SIGHT」で、スープを入り口に衣食住の根源を見つめ直す企画展「スープはいのち」が開催。衣服や住まいといった身体の外側の環境と、食という内側の環境を「身体を包む行為」として捉えてきたデザイナーの遠山夏未がディレクションを手がける。 水と食材を火にかけるという最小の行為から生まれるスープには、素材に宿る力や熱の移ろい、土地の歴史、身体の感覚、器や食空間のたたずまいなど、多様な層が同時に息づく。外側と内側の世界が溶け合い、小さな器の中に「生きる環境そのもの」が立ち上がる構造を、衣食住を支える「包まれる身体」という共通原理として、遠山は提示する。 本展では、水や塩、野菜といった素材の気配や、熱による変化、器や空間との呼応、「食べる」という所作の繊細な動き、さらには記憶や香りといった目に見えにくい要素を手がかりに、生活環境を「包む」という視点から再考。抽象的な構造としての衣食住と、人間の身体に残る野生的な感覚の間に潜むデザインの働きを浮かび上がらせる。 会場では布や音によるインスタレーション、香りの作品、写真、スープにまつわる資料などを展示。動詞を軸に構成されたゾーンを巡ることで、始まりへの回帰から再生、分かち合いへと至る、命の循環を体感できる。作品に対応するレシピを収集しながら鑑賞に関与する仕掛けも用意され、持ち帰った後も「味わう」「作る」といった行為へと体験が接続されていく。 スープという最小の食を起点に、身体や環境、記憶や時間が折り重なる中で、鑑賞者は五感を通して新しい視点や気づきを見いだすだろう。 ※10〜19時(入場は18時30分まで)/休館日は火曜(5月5日は開館)/料金は1,600円、学生800円、高校生500円、中学生以下無料
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  • アート
  • 乃木坂
「国立新美術館」で、1980年代後半~2000年代初頭のイギリス美術に焦点を当てた展覧会が開催。「テート美術館」の所蔵作品から、約60人の作家によるおよそ100点の作品を通じて、1990年代のイギリス美術の革新的な創作の軌跡を検証する。 1979~1990年のサッチャー政権下、失業率の悪化など社会が緊迫すイギリスでは、美術の枠組みを問い直し、実験的な表現に挑む作家たちが次々と台頭した。1988年にはダミアン・ハースト(Damien Hirst)がロンドン東部の倉庫街で「フリーズ」展を企画し、同世代の作家たちとともに新しい素材や方法を用いながら、積極的に発表の場を切り開いていく。 彼らは「ヤング・ブリティッシュ・アーティスト(YBA)」と呼ばれ、その自由な活動によって、1990年代のイギリスのアートシーンは世界的に注目を集めるようになる。 本展では、ハースト、ジュリアン・オピー(Julian Opie)、ルベイナ・ヒミド(Lubaina Himid)、スティーヴ・マックイーン(Steve McQueen)、トレイシー・エミン(Tracey Emin)、ヴォルフガング・ティルマンス(Wolfgang Tillmans)など、世界のアート史に名を刻むアーティストの作品が集結する。 UKカルチャーがあふれた黄金期の息吹。当時のイギリスで起こったアート・音楽・ファッションの革命的ムーブメントの核心を体験できるだろう。 ※10〜18時(金・土曜は20時まで)/入場は閉館の30分前まで/休館日は火曜(5月5日は開館)/料金は前売り2,100円、学生1,300円、高校生700円/当日2,300円、学生1,500円、高校生900円、中学生以下無料
  • アート
  • 谷中
「SCAI THE BATHHOUSE」で、1960年代中盤から60年以上にわたり活動を続け、コンセプチュアルアートの地平を切り開いてきた美術家、ダニエル・ビュレン(Daniel Buren)の個展が開催。新作群と、会場建築や高い天井から差し込む自然光の移ろいといった環境の諸要素が共鳴し、作品と空間が相互に作用し合う構成を生み出す。 1966年にパリで結成したグループでの活動や、1960年代半ばに街路空間で行われた無許可のポスター掲示は、ビュレンの既存の美術制度に一石を投じる批評的かつ哲学的、そして挑戦的な姿勢を示してきた。 自身が「ゼロ度の絵画」と名づけた、現在も発展を続ける8.7センチメートル幅の白とカラーのストライプは、『Les Deux Plateaux(二つの台地)』(1985〜86年)、通称「ビュレンの円柱」をはじめ、場の構造を問い直すサイトスペシフィックな作品やパブリックプロジェクトの基軸として、世界各地で展開されている。 本展では、新作『Prismes et mirroirs : Haut-relief (プリズムと鏡 :高浮き彫り)』シリーズ6点を中心に構成。インダストリアル・カラー・パレットから選ばれた色彩が、「Prisme」と呼ばれる凸状の形態に施され、鏡面状の支持体上に配置される。近年、作家は「光」や「反射」といった現象へのアプローチをより深め、作品とそれが置かれる環境との関係性を考察し続けている。 かつて京都で「借景」の思想に触れ、制作概念を深化させたビュレン。国際的な活動を展開する中で国内でも数々のコミッションワークを実現してきたその実践が、再び日本の地において新たな文脈を問い直す。 ※12〜18時/休廊日は日・月曜・祝日/入場は無料
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  • Things to do
  • 西麻布
「KARIMOKU RESEARCH CENTER」で、テーマ「Survey 03:FORM FOLLOWS FEELINGS」を掲げた展覧会「間の音ー Between Space & Sound ー」が開催。ニューヨークを拠点に活動するオーディオデザイナーのデヴォン・ターンブル(Devon Turnbull)と、彼が率いる高忠実度スピーカーシステムで知られるブランド「OJAS」との協働プロジェクトの成果を発表する。 ターンブルは工場を訪れ、日本の高度な木工技術と自身の音響哲学の親和性を見いだした。合板を主材としてきたOJASのスピーカーに精緻な加工技術を掛け合わせ、新たな音響表現と工芸的品質が結実。本展では、「Sanjo」「Rokujo」「Nurikabe」の3つのスピーカーに加え、木製ホーンスピーカーやチェアシステムを展示する。 会場は3フロアの構成。茶室を思わせる空間での瞑想(めいそう)的なリスニング体験や、ダイナミックな木製ホーンを備えた試聴室を展開し、さらに仕上げの違いによって生まれる表現の変化も提示する。 加えて、レコード店「春の雨 cafe & records」によるセレクト盤の販売や、雑誌「MJ無線と実験」のアーカイブ展示も実施。多角的なパートナーシップを通して、ターンブルの重層的な世界観を立体的に浮かび上がらせていく。 ※12~18時/休館日は土・日曜、5月1~ 5日/入場は無料  
  • アート
  • 銀座
「資生堂ギャラリー」で、日本を代表するグラフィックデザイナーの仲條正義(1933~2021年)による個展「うたう仲條 おどる仲條 ―文字と画と、資生堂と」が開催。企業文化誌「花椿」をはじめ、資生堂の広告ポスターや資生堂パーラーのパッケージ、さらには貴重な原画など約200点の作品を紹介する。 仲條は長年にわたり同社のデザインおよびアートディレクションに携わる一方、「松屋銀座」や「東京都現代美術館」のロゴデザインなどでも知られ、鋭敏な時代感覚とアバンギャルドな精神に裏打ちされた独自の造形世界を築き上げてきた。とりわけコンピューターによるグリッドデザインが主流となった2000年代以降、自由な構成や手描きの要素を取り入れたその表現は改めて注目を集め、次世代のデザインに影響を与え続けている。 本展では、仲條のライフワークともいえる「花椿」約350冊を手に取って閲覧できるライブラリーコーナーを設置。ページの展開や構成も含め、彼の真骨頂ともいえるグラフィカルなエディトリアルデザインを肌で感じられるだろう。 仲條デザインの本質の一端に迫ろうとする試みの本展。普遍的な美をすくいあげ、新たな形で表現し続けていた仲條の前衛的であり、かつ色あせない世界を体感するはずだ。 ※11~19時(日曜・祝日は18時まで)/休館日は月曜/入場は無料

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  • アート

新年の東京は、無料で楽しめる良質なアートが豊富だ。原宿、亀有、銀座、四谷──街ごとに個性の異なる展示が点在し、都市を歩くことそのものがアート体験へと変わっていく。ラインアップは、若手作家から世界的アーティストまで実に幅広い。気負わず、ふらりと立ち寄れるのも無料展ならでは。

  • Things to do

2026年、東京にはまた新たなランドマークが次々と誕生する。

今年の3月に開業した「高輪ゲートウェイシティ」には、物語をテーマにした文化拠点の「MoN Takanawa: The Museum of Narratives」がオープン。「有楽町ビル」「新有楽町ビル」の跡地には「YURAKUCHO PARK」が、宇都宮には「大谷グランド・センター」が登場する。

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新たな年、2026年がスタート。初芝居にふさわしい舞台が目白押しだ。歌舞伎座の「壽 初春大歌舞伎」では新年らしい華やかな演目が並ぶ。『ISSA in Paris』は小林一茶を題材にミュージカル界を代表する作曲家が贈る新作ミュージカルの世界初演だ。

  • アート

2026年1月から2月にかけて、人気アニメや有名漫画の展覧会が多数開催される。劇場アニメ『ルックバック』の展覧会や、『攻殻機動隊』の全アニメシリーズを横断する大規模展など注目のイベントが続く。

緻密で繊細な原画を楽しんだり、制作秘話をのぞいたり、空想の世界を自由に楽しもう。濃密なアニメ展示を体感してみては。

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